【プロが教える】センター試験 徹底攻略Q&A!【英語編】

センター試験2ヶ月前の英語勉強方法まとめ!

有名予備校で指導を行うプロの先生に、英語のセンター試験における勉強方法や、解答のコツをお聞きしました!
大学受験を控えている方は、ぜひ参考にしてください♪

目次

Q1 センター過去問のほかに役立つアイテムは?

A1 出題意図が書かれた問題集!英文を読む際の注意点をつかめる!

過去問活用法を踏まえたうえで、過去問を読み解き、出題者からのメッセージに耳を傾けるのがセンター対策の基本だ。
しかし、自力での過去問研究が難しいと感じる人は、どのような意図で出題されているのかが書かれた参考書タイプの問題集に取り組むといい。

出題意図の着眼点としては、長文ではどのような場所に解答の根拠があり、どう正解を導かせているのか、なぜ傍線部が設問になったのか(複雑な文構造の把握、因果関係などの文脈の正確な把握、テーマや展開の把握)などがある。
こうした設問研究をすることで、英文を読むときの注意点が客観的につかめるようになる。

問題集を1冊終えたら過去問演習に取り組み、その後は模試タイプの問題集を使うといい。
実戦を意識した演習で、全体の時間配分や解答手順にも慣れていこう。

Q2 抽象的な長文の話の流れについていくためには?

A2 テーマがどう展開するのか、話の方向性をしっかり把握する!

英語の文章を読むうえで力ギとなるのが、文章・段落の「主題」と「展開」を押さえること。
主題(テーマ)とは、何について話をするのか、例えば、花、心臓、顕微鏡のような、具体的な名詞を指す。
ただし、読み手にとって既知の名詞とは限らず、例えば「進行性骨化性線維異形成症」のような難解な名詞の場合もありえる。

一方、展開とは話の方向性のことであり、例えば同じ花を主題にした文章でも、価格、美しさ、香り、人体への影響など、さまざまな方向に展開可能である。
抽象的な文章を読む際は、特にこの展開を意識しよう。
展開をしっかりと把握しながら読み進めれば、抽象度の高い文章であっても話の筋を押さえながら内容を理解できる。
逆に、展開を押さえずに読み進めてしまうと、抽象度が高い英文ほど話の筋から逸れてしまい、迷宮化してしまいかねない。

Q3 リスニング問題で失敗なく解答する手順は?

A3 解答時間に選択肢を先読み。リズムが崩れたら1問捨てる!

センター試験のリスニング問題には、2回読まれる、という特徴がある。
この特徴を活かした解答手順をシミュレーションしておこう。

まず、開始の合図と同時に第1問のページを開き、日本語部分(解答条件)を確認する。
次に、放送で解答条件が読み上げられている間に、問1のイラストや選択肢に目を通す。
そして、問1の1回目の放送直後に解答し、2回目の放送で誤りがないかどうかを確認。
2回目の放送後の解答時間では、問2の選択肢の先読みを行う(以下、同様)。

本番にこの手順で解くためには、今すぐに演習を始め、少しでも慣れておく必要がある。
また、リスニングは解答のリズムが乱れると、2~3問連続で誤答する傾向がある。
そうならないために、リズムが崩れたら、あえて次の1問を捨て、その先の設問を先読みする手もある。

Q4 センター試験前の時期、記述式試験対策はやるべき?

A4 センター対策では補えない英作文対策などはしっかりと!

センター試験前とはいえ、記述式試験の対策にも配慮したいもの。
特にセンター試験対策では兼ねられない英作文の勉強については、時間を見つけてコンスタントに続けるべきだ。

英文和訳は文法・構文を反映した直訳調、和文英訳は中学生レベルで書くとすればどう解答するかを意識し、合格最低点が確保できる解答の完成を優先したい。
また、説明系の問題では、読み取れる範囲内で5W1Hの情報を盛り込み、採点者が本文を読んでいなくても一つの情報として伝わるような解答作成を意識しよう。

なお、記述式試験対策は、時期にかかわらず第三者による採点が不可欠だ。
自分では正しいと思って解答しているため、他者が見ればすぐ気づくミスにも気がつかないことが多いのだ。
先生に頼むのが望ましいが、この時期であれば、家族や友人でもいいだろう。

Q5 予想問題集は難しく感じる・・・ それでもやるべき?

A5 余裕がある人だけでOK!過去問演習の補充と考えよう!

予想問題集は必ずやらなければならないものではない。
余裕のある人だけでいい。
取り組む順番としては、過去問の後だ。

また、出版社によって難易度は異なるので、どれを使うかは先生などの意見を参考にするといい。
ちなみに、模擬試験を実施している大手予備校の問題集は、前年までの模試の問題を流用していることが多いので、難易度は比較的安定している。

どの問題集もセンター試験より難易度がやや高めのことが多いので、60分通しで解く場合も大問別に解く場合も、得点はあまり気にする必要はない。
あくまでも過去問対策の補充程度と考えておこう。

分野別対策に使う場合は、現行課程で過去問が少ない分野(データの分析、整数、条件付き確率、3次関数の積分など)の問題演習に有効だ。
2種類ほど買って特定分野だけを集中的にやると、より効果的だ。

Q6 見慣れない問題が出たら、どう対処すればいい?

A6 似たところのある問題を思い出し、突破口を探れ!

対処法は二つ。
後回しにするか、粘って考えるか。

後回しにするのは勇気がいるが、時間がかかりそうなときは飛ばしたほうが安全だろう。
残り時間と経験則から判断することになるので、過去問演習や模試での経験がものをいう。

粘って考える場合は、まずは問題文の意味を読み取ることが第一だ。
斜め読みではなく、条件や状況を丁寧に探っていこう。
次に、自分が過去にやったことがある問題で似たような問題がなかったかを考えてみる。
センター試験では、教科書を大きく逸脱する内容が出題されることは考えられず、過去に経験したことのある問題が形を変えて出題されていることがほとんどだ。
そこに気づくことができれば、突破□は開ける。

いずれにせよ、このような問題は皆が解ける問題ではないので、焦らずに、ピンチをチャンスに変えるつもりで頑張ってほしい。

Q7 いつも解答時間が足りない。時間短縮術が知りたい!

A7 毎日10分、2週間の訓練で、暗算力を高めて時間短縮!

センター試験は時間が肝。
解答時間を短縮するためには、問題文を素早く理解する「読解力」と速く計算する「暗算力」が必要になる。

このうち暗算力は、訓練をすれば比較的短期間で伸ばせるので、この時期にオススメだ。
まずは、いつも紙の上でやっている計算を頭の中でやる訓練をしてみよう。

使うのは、整数係数の連立方程式、2次方程式、3次式の因数分解、簡単な定積分、等差・等比数列などの簡単な問題だ。
頭の中だけで解く練習を毎日10分ずつ2週間続けたら、実戦へ。
問題を解く際に、普段より数行少なく済ますよう意識しよう。
省略しすぎると計算ミスをするので、慎重に。

なお、読解力を短期間で伸ばすことは難しいが、さまざまな典型問題に当たってたくさんの問題をこなすことで、似たパターンの問題に当たる確率を上げ、スピードアップを狙える。

Q8 今後は個別試験対策とのバランスをどうすればいい?

A8 数Ⅲの感覚の鈍りに要注意!理系は個別試験対策を並行すべし。

文系の場合、出題範囲は同じなので、バランスをそれほど意識する必要はない。
難関大志望者は、12月中旬くらいまでは1:1で勉強し、その後はセンター試験対策に切り替えよう。
ただし、センターに苦手意識のある人は、もう少し早めに切り替えたほうがいいだろう。

一方、理系の人は数学Ⅲがあるので、注意が必要だ。
センター試験対策に完全に切り替えてしまうと、数Ⅲの感覚が鈍り、取り戻すのに時間がかかる。
文系と同様に12月中旬くらいにセンター対策に切り替えていいが、数Ⅲの計算問題(極限の計算、グラフ、積分の計算)を1日2~3問程度、時間にして15分程度はやったほうがいいだろう。
数Ⅲの計算力はセンター試験にも役立ち、マイナスにはならない。
また、東大・京大や医学部志望の人は、12月末までは個別試験対策を中心に勉強しよう。

Q9 「現代文2題で45分」のペース配分は?

A9 “メリハリ読み”で時間短縮。28分を目安に評論を解く!

評論27~28分、小説17~18分が目安。
年によって難揚度は異なるが、どちらも難しいということはまずないので、一方に多少時間がかかっても焦る必要はない。

評論の場合、問題文はーページ約1.5分のペースで読んでいく。
例年4~5ページあるので、問題文を読むのに7~8分かかる計算だ。
問1~5は各3分で15分、問6に4~5分のペースで解き進めよう。

一方、小説は評論に比べて読みやすいので、1ページ約1分のペース。
6ページほどあるので問題文を読むのに6~7分、各問を2分で解いて10分、というのが理想だ。

自分はどこにどれだけ時間がかかっているのか、ストップウォッチなどで計ってみよう。
問題文を読むのに時間がかかっている人は、すべてを均等に読むのではなく、要点部分をしっかり、それ以外を流して読む“メリハリ読み”を心がけよう。

Q10 解答の根拠は必ず傍線部の近くにある?

A10 直前・直後とは限らない!後ろに来るパターンにも注意!

問題文を読み進め、傍線部があったら設問を確認し、傍線部の周辺を読み込んで解答の根拠を探る。
もちろんこれが基本だが、ときには少し離れていることもある。

過去に、「傍線部Aの解答根拠が、次の設問の傍線部Bよりも後ろにある」ということがあり、正答率は非常に低かった。
傍線部の前後を読んでも答えが得られなければ、迷うことなくリサーチ範囲を広げてほしい。

根拠を見つける範囲は、基本的に前後5~6行だが、それを超えて遠くにある場合は正答率が低くなる。
過去には20行も後ろに解答根拠があったこともある。

そのための対策として、過去問演習の際には、設問の表現、例えば「なぜ~なのか?(理由)」「~とはどういうことか?(内容説明)」「~は何を指しているか(指示内容)」にも注目し、出題意図やパターンを分析的な視点で見ていくことも重要だ。

Q11 難問で行き詰まって、失敗しないためには?

A11 問題の難易度を見極め、判断する力を磨こう!

センター国語では、ときに私たち予備校講師の間でも意見が分かれるような問題が出る。
特に、「8つの選択肢から2つを選ぶ」といった内容合致問題の場合、1つはあきらかだが、もう一つが難解・・・というパターンが多い。

前に述べたように、センター試験では、わからない問題には時間をかけないのが鉄則なので、こうしたケースに出くわしたときは、思い切って切り捨ててしまうのが得策だ。
答えがあきらかなほうの一つを選べれば、失点は最小限で済む。

特にセンターの現代文は時間をかければ解ける問題ではあるが、時間をかけて解く際の解き方と、制限時間内に解く際の解き方は異なる。
難解な問題に時間を割くべきか否かを見極める力をつけるのも、これから60日間にやるべきタスクの一つなのだ。
そのためにも、過去間演習の際は、各設問の難易度予想を実践してほしい。

Q12 2次対策をしておけば、センター対策は不要?

A12 センター試験に特化した訓練が高得点を可能にする!

学校の先生の中には、2次試験対策をしておけばセンター試験対策は不要…という指導をする方もいるようだが、その考えは改めてほしい。
センター試験は、短い時間で大量の文章(問題文・選択肢)を読み、解答するという点で、2次試験で求められている国語力・読解力とはまた別の力が必要になる。
だから、そうした力を身につけるための特別な訓練が不可欠なのだ。

2次試験は、やはり長い時間勉強している分、浪人生が強い。
そのため現役生にとっては、センター試験が勝負になる。
そこで高得点をとって逃げ切れるかどうかが、合否を左右するのだ。

2次試験の対策は、もちろん秋までにある程度やっているということが前提だが、センター試験が終わってからでも遅くはない。
どうかセンター試験を甘く見ることなく、しっかりと対策をして臨んでほしい。

出典:螢雪時代12月号

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