錦織圭さんの「次を見据える目」【やる気が出ることば】

過去の事を考えすぎないメンタルを持つ!

【やる気が出ることば】シリーズでは、勉強のやる気が出る言葉・名言・エピソード・小ネタなどを掲載しています。
読んでいるだけでモチベーションがアップして、つい勉強したくなる話が盛りだくさん!
「受験勉強に疲れた!」「もう勉強したくない!」と思ったとき・言われてしまったとき、ぜひ読んでみてください♪

目次

メンタリティの強さ

2016年、リオデジャネイロオリンピックが開催されたとき。
テニスの錦織圭さんは、自身の参加するATPツアーで各地を転戦している合間を縫う形で、リオデジャネイロ五輪へ「日本人」選手として参加しました。

結果、「銅メダル」を獲得。
オリンピックでのメダルは92年ぶりの快挙となりました。

実際のところ、ツアーを通して世界を渡り歩いている選手だけに、プレースタイルの確立と言葉の壁を相手にしないワールドワイドな感覚を持っていました。
そして、ここぞと言う勝負所でのメンタリティの強さが、体力的な限界を超える部分で際立っていました。

ほかの日本人選手が真似できない生まれ持ったポテンシャルと、テニスを通じて形成されて来たであろう人格と環境。
そして、何事においても「今」その瞬間しか見つめていないような勝負勘は、余計な雑音を耳に入れない、余り先の事を煮詰めて考えない「達観した」天才的な人生観に通じるものがあります。

しかしながら、錦織圭さんは、過去にこんな発言もしているのです。

2014年の全米オープンにて。
終了後のインタビューで「逆境になることを想定していた」と。

最悪の状況に陥った時にどのように対処していくかを検討しながら、マイケル・チャンコーチの指示を仰いだのです。
そして、弱点を強みに変え、デメリットを最大の武器にして勝負に挑んだのです。

次につなげる学習とは

錦織圭さんは、そうした「勝負の時」への考え方、思考回路から、「今、何をするべきか」を冷静に考えるテニスを行っています。

ツアーで苦しむことがトラウマになるのではなく、ある種の教訓となり、しかしながら、自然な形で「感覚」になっていくのです。
自然体とはよく言われるフレーズですが、これもある種の才能であることには間違いありません。

リオデジャネイロ五輪においては、ランキング一位のノバク・ジョコビッチが一回戦で敗退した事もあって、波乱含みのトーナメントになりましたが、錦織圭さんは三位決定戦でのラファエル・ナダル(スペイン/ランキング5位)に勝利し銅メダルを獲得しました。

一方、ランキング2位のアンディ・マレーとは相性の悪さなのか、ストレート負けしています。
しかし、確実に次を捉えるでしょう。
そして、ランキングを上げ、挑むのでしょう。
課題のサーブの成功率も上がってきていますし、レシーブも対応してきています。
マレーには分が悪かったものの、三位決定戦でのナダル戦においても同様の事が言えます。
負けを通じて確実に数字が上がってきていることが、きちんとデータに表れているのです。

錦織圭さんは、自然な形で対戦を通じ学んでいます。
漠然と戦い、その勝敗の良し悪しの欠点(雑音)を受け流し「次」につなげる学習をしているのです。

サスペンデッドした試合においても、ベッドに入って作戦を練る。
でもそれ以上に悩まないし、余計な不安に苛まれるような思考回路は持ち合わせない。

そうしたメンタリティを持つ事もまた、学習能力の高さを物語っているのでしょう。
それが自然にできた結果が、今回のリオデジャネイロ五輪の銅メダルとなっています。
まさに学習の成果です。

錦織圭さんのテニスと、勉強には、通じるところがあると思います。
試験で失敗しても、上手く問題が解けなくても、そのことに悩むのではなく、「次はどうしたら上手く解けるか?」ということを考える。
そうして確実に努力を積むことで、結果につながっていきます。

負けず嫌いや辛さから頑張るというのも一つの方法です。
しかし、そんな気持ちからではなく、結果を淡々と捉えて、次だけを見据えて学習を行うというのも、非常に効率の良い勉強法なのです。

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