個別指導塾のメリット・デメリットを徹底解説!

個別指導塾の利点・注意点とは?

個別指導のメリットとデメリットを余すところなく解説します。
初めて塾に通う方、個別指導と集団で悩んでいる方、必見です!

目次

個別指導塾とは?

個別指導のイメージ
最近流行りの個別指導塾。
生徒一人一人に合わせたマンツーマンの授業を行うというものです。

先生1人に対して生徒1~3人程度の授業で、1人が練習問題を解いている間に、他の生徒へ解説をするという形が一般的ですね。

よく比較される集団指導とは、以下のような違いがあります。

集団塾個別指導塾
先生1人に対して生徒複数人の授業先生1人に対して生徒1~3人程度の授業
カリキュラムに沿った学習生徒一人一人に合わせた学習プログラム
プロ講師が多い大学生講師が多い

【↓ 集団塾と個別指導塾の違いに関する詳しい記事はコチラ ↓】

この記事では、個別指導の利点や注意点について詳しく解説します。

大切なお子さまの塾選び。
失敗しないように、個別指導のメリット・デメリットをしっかり確認しておきましょう!

個別指導を選ぶ際のポイントも載せていますので、検討している塾が当てはまるか、ぜひチェックしてみてくださいね。

個別指導のメリット・利点

個別指導のメリットは、以下のようなものがあります。

・お子さまに合わせたカリキュラムで授業が進む
・通う曜日・時間・科目を選ぶことができる
・先生を気軽に変更することができる
・先生との距離が近く、授業中も質問しやすい
・自宅学習よりも学習効果が高い

では、ひとつひとつ解説していきます。

メリット① お子さまに合わせたカリキュラム

個別指導の1番のメリットは、やはりコレ!
個別指導なら、お子さま1人1人のペースに合わせて授業を行ってもらうことができます
学習状況も、教室長や講師がしっかり管理してくれるので安心。

・苦手科目を克服する
・学校の授業の遅れを取り戻す
・分からないところだけを教えてもらう

といった目的で通うにはピッタリです!

また、個別指導は、授業を休んでも学習が先に進んでしまうというようなことがありません
突然のお休みでも、振り替え授業やカリキュラムの変更などで、上手に対応してもらうことができますよ。

メリット② 通う曜日・時間・科目を選べる

授業内容がオーダーメイドであるように、個別指導は授業時間・曜日・科目までオーダーメイド!
基本的に、好きな時間・曜日に、好きな科目を選んで授業を受けることができます。

授業の融通が利くというのは、個別指導ならではの大きなメリットです。

集団授業の多くは、「数学+英語コースで○○円、英数国コースで△△円、理科と社会を受講する場合はこれらのコースに追加料金××円」といった「必須科目」という制度があります。
この場合、理科・社会だけを科目選択することはできません。
また、授業の時間・曜日も塾側で定められており、基本的に生徒側が調節しなければなりません

その点、個別指導なら、どの科目でも1科目から受講できる場合がほとんど!
さらに、授業時間・曜日も自由に選択できます

部活や習い事で忙しいというお子さまや、週に何度も通うことに抵抗のあるお子さまの塾通いの第一歩としてオススメです。

メリット③ 先生を変えることができる

個別指導は、授業内容や時間、科目だけではなく、先生も選ぶことができます!

ただ、『選べる』というより『簡単に変更できる』といった方が正しいでしょう。
講師一覧から指定するというわけではありません。

最初は、教室長の先生などとお話しして、相性の良さそうな講師を選んでもらいます
その後、お子さまから、「先生との相性が合わない」「今の先生は嫌だ」と言われた場合に、すぐ講師を変更してもらうことができるのです。

また、保護者側から見て、「授業の効果が感じられない・・・」「この講師に任せていては成績が上がらないかも・・・」と思った場合でも、講師を変更してもらえます

相性の良い講師から指導を受けた場合、お子さまの成績はめきめき伸びる傾向があります!
1人の先生との関わりが深いので、信頼関係が生まれやすく、「この先生が言うなら頑張ってみようかな?」というやる気につながるためです。

先生を気軽に変更できるのは、個別指導の大きなメリットです。
個別指導に通う場合は、ぜひこの仕組みを生かして、お子さまが信頼できる先生を見つけてあげましょう!

メリット④ 先生との距離が近く、質問しやすい

個別指導そのものの利点として「すぐ質問できる」ということが挙げられます。

先生:生徒=1:2という形であっても、解説時には先生がしっかり付いてくれますので、控えめな性格で質問を遠慮しやすいお子さまでも、他の生徒を気にすることなく質問することができます

また、日常的に「なんで?」「どうして?」を発することが多いお子さまも、個別指導向きです。
集団塾は授業中に口を挟むことができないので、分からないことをとことん質問したいお子さまにとってはストレスになってしまいます。
個別指導だと、授業中であっても納得いくまで講師に質問することができるので、意欲的に学習を進めることができるようになりますよ!

メリット⑤ 学習効果がアップしやすい

家庭学習に比べると、個別指導はサボれないので、終始緊張感を持って勉強できるという利点がありますね。
勉強をする癖をつけたいという場合にピッタリです!

また、家庭教師と比較しても、個別指導は塾である分、教材が揃っているので学習の質が高まると言えます。
さらに、全国模試や定期テストを受ける機会が多いので、他校の子どもがライバルになり、受験を意識しやすいというメリットもありますよ!

個別指導のデメリット・注意点

個別指導のデメリットは、以下のようなものがあります。

・料金が高く、費用もお子さまの学習状況によって変わる
・ライバルができず、孤独になってしまう
・成績が現状維持になりやすい
・講師がほぼ全員アルバイト

では、ひとつひとつ解説していきます。

デメリット① 料金が高い!費用も予想できない!

保護者の方が最も気にされる個別指導のデメリットがこちらです。
個別指導はマンツーマンの授業なので、どうしても値段が高くついてしまいます

さらに、単純に授業料が高いだけではなく、その値段設定も入塾するまで分からないというのが難しいところ。

個別指導は、授業がオーダーメイドです。
入塾の面談で、授業内容・必要な授業数を先生と相談して決定します

そのため、人によって必要な費用が変わってしまうのです。

ただ、人によって違うとは言っても、直接塾に行くまで値段の感覚が分からないというのは不安ですよね・・・。
「いろんな塾に話を聞いて値段を比較したいけれど、そんな時間がない!」という保護者の方も多いのではないでしょうか?

そんな皆さまにオススメなのが、塾探しポータルサイトの《良い塾探しドットコム》
良い塾探しドットコムでは、費用の目安まで確認することができます。

大阪限定のサービスですが、全国規模の塾も多数登録されています!
HPだけでは分からない塾の魅力をチェックしてみてくださいね。
(良い塾探しドットコムは現在試運転中です。本格稼動は今年冬を予定しております。)

デメリット② ライバルができず、孤独になる

個別指導は、1人で勉強に集中できるという反面、ライバルができず、孤独感に陥りやすいというデメリットがあります。
切磋琢磨できる相手がいないので、やる気の維持が難しいんです。

では、友達同士で通わせてみたらどうだろう?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、コチラも注意が必要
切磋琢磨できる関係になれたらいいのですが、ただのお喋り仲間になってしまうこともあります。
個別指導の現場では、先生を巻き込んでお喋りしたり、先生が見ていないところでおしゃべりしたりする生徒がいて、他の生徒からうるさいと苦情が来るということも実際にあるのです。

個別指導に通いながらやる気を出すには、ライバルに勝つぞ、というような競争心ではなく、「点数がアップした!」「分からなかったところが出来るようになった!」というような達成感を持つことが大切です。
そのため、負けず嫌いなお子さまの場合は、個別指導ではなく、集団授業を検討した方が良いかもしれませんね。

デメリット③ 成績が伸びないことも・・・。

個別指導は、基礎が定着していないお子さまが多く通っていることもあって、成績が現状維持になりやすいというデメリットもあります。
成績が下がるのは論外ですが、現状維持も嬉しくはありませんよね・・・。

個別指導の現状維持には、以下の3つの原因が考えられます。

個別指導塾に通う生徒の成績が伸びない原因

1.基礎を丁寧に復習しているから
2.その場の学習でごまかしているから
3.カリキュラムの内容が遅れているから

1.基礎を丁寧に復習しているから

生徒の分からないポイントをさかのぼり、基礎から丁寧に復習しているパターン
一人一人にマンツーマン指導を行うからこそ出来る指導法です。

こちらの場合は、問題のない現状維持です!

直近の定期テストの点数などには伸びが見られないかもしれませんが、半年後、1年後には、定期テスト・実力テストともに成績がアップしているはずです。
安心して見守りましょう!

2.その場の学習でごまかしているから

「明日締め切りの課題があるから今日はコレやる!先生教えて!」

このように、生徒側が自分のやりたい課題(学校の宿題など)を持ってきた場合、個別指導の講師は基本、断ることが出来ません
その日の授業はその課題を教えることでいっぱいになります。

また、締め切りのある課題は時間制限があるので、丁寧に教えていられません
とりあえず解き方は口頭で教えるだけ、といった形になりやすいのです。
(数学の文章題なら、講師が式を作って、計算だけしてもらうなど・・・)

これでは根本的な知識が身に付きません
このタイプの現状維持には問題がありますね。

個別指導塾で学校の宿題まで見てもらうためには、カリキュラムに遅れが出ることを承知でお願いするか、授業時間を増やすしかありません
または、最初から学校の課題のフォローを中心にしてもらうよう、お願いした方が良いかもしれませんね。

3.カリキュラムの内容が遅れているから

これはもっとも問題のある現状維持です。
生徒が真面目に授業を受けていない、または講師がカリキュラムの管理をしていないという状況が考えられます。

生徒が真面目に授業を受けていない場合、保護者の方にも報告されると思いますので、ご家庭でも注意するようにしてください。

そして、講師がカリキュラムを管理できていない場合
連絡帳に、いつまでも同じ単元の学習内容が書かれている場合などですね。

これは、先ほどの1で述べたパターンで、基礎から丁寧に指導しているとも考えられますので、お子さまが「わかりやすい」と言っているなら、そのまま見守っておきましょう。
お子さまが「よく分からない」「お喋りが楽しい(=授業中ずっと雑談している可能性がある)」と言うなら、講師を変更してもらうことをオススメします

個別指導塾では、しっかりとしたカリキュラムを考えられる講師がいるかどうかで、成績の伸びが大きく変わりますよ。

デメリット④ 個別指導の講師は、ほぼ全員アルバイト!

意外と知られていない個別指導の注意点がこちら。

個別指導塾の講師は、ほぼ全員、大学生アルバイトです。
もちろん、アルバイトの中では厳しいと言える面接・筆記試験を乗り越えてきていることがほとんどですので、大学生とはいえ、学力的な問題はありません。
歳の近さから、生徒たちが心を開きやすくなるという利点もあります。

ただ、やる気のないアルバイト講師に当たってしまった場合、授業の質が悪くなる傾向があります。

たとえば、

・雑談が多く、授業が生徒と先生の馴れ合いになる
・宿題の量が少なくなる
・勉強のやる気を落とすような発言をする(別にやらなくてもいいよ、など)
・塾側の都合で先生がよく変わる(先生が自身の都合でよく休む)

などなど。
他にも、まともな研修を受けることなく配属された、教え方を知らない新米講師に当たってしまうということもあります。

ただ、これは一部の塾に限った話。
むしろ、大学生アルバイトの域を超えたレベルで活動している講師もたくさんいるのです。
授業後、毎回ミーティングを行ったり、暇があれば教材を見て教え方を研究したり、自分のプライベートな時間を割いて手書きプリントを作ったり・・・。

大学生アルバイトであっても、良い講師はたくさんいます
この点に関しては、デメリットというより、“注意点”という程度の認識でいいでしょう。

個別指導を選ぶときのチェックポイント

個別指導塾にお子さまを通わせるときは、以下のポイントをチェックしてみてください。
ただし、すべて満たすには、それなりの費用がかかってしまいますので注意が必要です。

★3人以上の体制で「個別指導」としていないか?

個別指導といいながら、先生1人が3~6名程度の生徒を担当する複数人指導が行われている場合があります。
少人数で集団指導を行うグループ指導ならまだ良いのですが、交互に指導していく個別指導では、3人以上の体制だと、先生が生徒1人1人に対応しきれない場合も増えてきます。
値段は安い場合が多いのですが、その分、成績アップに限界があると考えた方が良いでしょう。

★成績保証制度はあるか?

入塾後、一定期間内に成績が上がらなければ、授業料を返金・割引するといった成績保証制度を設けているところもあります。
定期テストの点数をすぐに上げたい!と思っている方にオススメの制度です。

★生徒が自習室を利用しているか?

⇒個別指導塾には、集団塾とおなじく、自習室が設置されているところがたくさんあります。
その自習室の席がいつも埋まっているようなら、授業に通うだけではなく、自習室に来て自主学習をするように講師が勧めてくれていると考えられます。
学習習慣の定着をはかってくれることがわかりますね。

★プロ講師による指導か?

⇒先ほど述べたとおり、個別指導の講師はほとんどが大学生アルバイトです。
どうしても社会人のプロ講師に指導してもらいたい場合、プロ講師が在籍している塾を探すようにしましょう。

通う目的を決めてから、塾を選ぶべき!

塾を選ぶとき、大切なのは、目的や目標をはっきり決めておくことです。

・苦手科目を克服したい
・学校の授業についていけるようになりたい
・受験勉強がしたい
・英検や漢検の勉強がしたい

このように、目的・目標は人それぞれ
目標を達成するには、その内容の勉強に強い塾を選ぶ必要があります
「個別だから」「集団だから」という単純な理由だけで決めてしまうと、お子さまや保護者の皆さんの望む結果が得られなくなるかもしれません。

塾探しポータルサイト「良い塾探しドットコム」では、

・指導可能な学年、科目
・指導レベル(補習メインか、受験対策メインか)
・指導方針(優しいか、厳しいか)
・授業料や講習費といった料金の目安
・プロ講師かどうか
・自習室や食事スペース、駐車場、駐輪場の有無

などの項目が確認できるので、お子さまにどの塾が向いているのか簡単に判断することができます
大阪限定のサービスですが、全国規模の塾も多数登録されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
(良い塾探しドットコムは現在試運転中です。本格稼動は今年冬を予定しております。)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次