英語に関わり続けたいという思いから塾業界で働き始め、地域の子どもたち一人ひとりに寄り添った指導を実現したいと『スクールハピネス』を開塾。勉強嫌いの子どもたちの「意識を変えていく」ことを大切に指導を続けて10年。
今回は、『スクールハピネス』の大津良喜先生にお話を伺いました。
生徒たちの意識を変え、勉強習慣を身につける『スクールハピネス』の指導
『スクールハピネス』は、千葉県我孫子市の天王台と呼ばれる地域にあります。
近くに大きい中学校があり、その中学生や卒業生、近隣の小学生たちが通ってくれています。
卒塾生で大学生になった子たちが、先生として授業を手伝いに来てくれています。
生徒たちにとっては同じ中学校を卒業した先輩ですから、先生たちと接しながら、これから自分たちに起こることや、数年後の自分をリアルに想像してモチベーションを高めてもらっています。
授業は個別指導で、ある程度人数がいる学年では、学力が近い子たちで6人くらいの少人数クラスを作ることもあります。
生徒たちのレベルや目標は様々ですが、どちらかというと、中間層から下の成績の子が多く、その子たちをどうレベルアップしていくかに照準を当てています。
私たちが大切にしているのは、「生徒の勉強に対する意識を変えていく」ことです。
身体の成長速度が一人ひとり違うように、学力も伸びるタイミングは一律ではありません。
例えば、中学校の時は真ん中くらいの成績だったけれども、高校進学後に学年上位を取り続け大学進学を目指すようになった子もいます。
一人ひとりの成長速度を加味しながら、ある程度長いスパンで「変わっていく」ことを目標に指導します。
もちろん、一回一回のテストの数値を追いかけ、強制力をもって勉強をやらせる側面もあります。
しかし、それ一辺倒では自分で勉強ができるようにはなりません。
将来を考えた時にも、自分で勉強する力をつけることは大切です。
塾に通い、勉強に対する意識を変えていくためにも、「塾に行くこと自体が楽しい」と思える場所を作っていきたいです。


英語に関わり、英語の勉強を続けたい!『スクールハピネス』立ち上げの経緯
最初は勉強嫌いだったり、勉強習慣のない子たちでも、「できるかも」というきっかけを作ってあげると少しずつ勉強に興味を持ってくれます。
私自身も中学時代、英語のできがよくて、気分がよくなり、そこから英語に興味を持ち始めました。
大学も英語系の学部に進んで、ありがたいことに親に留学もさせてもらいました。
今でも半分趣味化していますが、英語の勉強を続けています。
大学を出ていざ就職という時にも英語を使った仕事を考えたのですが、あまりやりたい仕事が見つからず、IT系の企業に就職しました。
色々あってその企業は半年で辞めざるを得なくなり、転職先を探したのですが、当時リーマンショックが起こり求人がほとんどありませんでした。
その時に、改めて「自分は何をしたいのか」を見つめ直したところ、私はもっと英語を勉強したいのだと気づきました。
それならば英語を使って仕事をしようと、家庭教師や塾講師として、英語を教える仕事を始めました。
当時、生徒たちと接しながら感じたことは、マニュアルは必要だけれども、それに縛られない指導も必要だということです。
教科書やテキストは、指示された通りに勉強をしていけばできるようになる、ある意味マニュアルのようなものです。
勉強が苦手という子は、まずはこのマニュアルを実践できるようになる、ということが大切です。
一方で、マニュアルは「よくある定番の型」なので、マニュアルをはみ出る場合も大いにあります。
また、勉強ができるようになってくると、一人ひとりの感性によって出てくる疑問や興味も変わり、マニュアルを超えてきます。
マニュアルを基点に勉強を始めた生徒たちが、やがてマニュアルにとらわれない自分自身の感性や能力を発揮していくのは、理想的な姿です。
マニュアルを超えてきた時の手助けをするのは、私たちの大切な役割だと考えています。
当時働いていた塾の塾長と、そうした考えが一致し、一緒に『スクールハピネス』を立ち上げるに至りました。
本気で取り組んで、きちんと悔しがれる勉強をしてほしい!
私自身、新卒での就職がうまくいかなかった経験もあり、「仕事を失ったところで死ぬわけではない」という考えを持つようになりました。
ただし終わった時に、あれもやったらよかった、これもやったらと後悔しないくらいやり切ることが大事です。
この考えは、生徒たちにも伝え続けています。
テストが終わった後にちゃんと悔しがれるように、勉強をしてもらいたいのです。
結果を見て「こんなもんか」としか思わないなら、それは本気で取り組んだとは言えません。
その姿勢のまま進んでしまうと、受験で行きたい学校に行けなかった時にも同じことを思います。
そして後々、もっとああすればよかった、こうすればよかったと後悔を生むのです。
できれば生徒たちには、そういう受験をしてほしくありません。
一回一回のテストに本気で取り組んで、悔しい思いもしながら向き合えるようになれば、高校受験にも大学受験にも向き合えるはずです。
『スクールハピネス』は、生徒たちがそれぞれの進路に進んで行って、いつか思い出を振り返った時に「あの塾で勉強してよかった」「楽しかったな」と思い出してもらえるような塾でありたいです。
生徒たちから日々刺激をもらえる仕事
今は私自身が授業を担当する機会は少ないですが、授業をしていると生徒達から新しい視点をもらうことが多いです。英語が得意な子が思わぬところで引っ掛かっていたり、自分では分かりやすいと思っていた説明がうまく伝わらなかったり。そんな時に、自分の解釈や教える幅が広がって、新たな発見があります。当たり前だと思っていたことが、実は自分の色眼鏡で見ていたと気付かせてもらえるのは、この仕事の醍醐味かもしれませんね。
地元の子どもたちの学習を支えるお仕事、これからも頑張ってください!
大津先生、ありがとうございました!
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