大手個別指導塾や個人塾で勤めた経験を活かし、約20年前に河内長野で開塾。塾長の金銅(こんどう)先生による、小中学生対象の全教科指導は、地域密着の個人塾ならでは。
今回は、『金銅母の塾』の金銅 有香先生にお話を聞きました!
母目線で「全部フォローする」地域密着の個人塾
『金銅母の塾』は開塾して18年目になります。
千代田中学校、長野中学校の生徒さんを中心に、遠方ですと富田林からも通っていただいています。
『金銅母の塾』では、塾生全員に5教科全てを教えています。
大手塾ですと、履修している教科のみ教えるのが普通かもしれませんが、「全部をフォローしてあげる」が私のモットーです。
また、大人数の一斉授業で競争をさせるのではなく、全員の表情や手元が見える距離で、一人ひとり丁寧に指導します。
授業を見聞きするだけで頭に入る子もいれば、手を動かして書かすことで頭に入るという子もいます。
それぞれのペースで進めていきいながら、「ワークを仕上げて確認テストで8割取る!」など、全員に到達してほしい目標も決めています。
目標として決めたことは絶対に譲らず、授業時間の枠で区切るのではなく、達成するまで一緒に頑張ります。
『金銅母の塾』では、持っているワークを徹底的に使い切る方針です。
大手塾から移動して来られる生徒さんの中には、塾で渡された沢山のワークが、やりきれないままになっていることが多いです。
沢山のワークを持っていても、使っていないものがあると、もったいないですよね。
各教科、1冊のワークをとことんやり切ることが大事です。
ワークやテキストを丁寧に扱い、やっていないページがあったら必ずやるよう指導しています。
基本的に母目線で塾をやっているので、生徒さんに対しても我が子のように物を言います。
勉強はもちろん、生活そのもののスタイルや、お行儀について話をすることもあります。


『金銅母の塾』立ち上げの経緯
私は小さい頃からずっとCAに憧れていました。しかし、お客様の手荷物を上げ下げするには身長が足りず、夢を諦めざるを得ませんでした。
さらに、私が大学を出ていざ就活をしようと思ったら、就職超氷河期です。
大学の同期は、大半が社長令嬢ですとか家事手伝いでお嫁に行くという学校でしたので、就職課もほとんど機能しておらず、文字通り孤軍奮闘で頑張るしかありませんでした。
紆余曲折あって、当時130校ほど校舎を展開していた大手塾に入社することができ、上本町の教室で主担当を任せていただきました。
働く中で塾の仕事にやりがいを感じ、続けていきたいと思っていました。
しかし、今の時代では考えられないことだと思いますが、結婚をしたタイミングで「妊娠出産を見越してもう一人担当をつけてほしい」と上に希望を出したところ、なんとリストラに遭ったのです。
それから塾の仕事を離れ、ほどなくして妊娠出産子育てをしていたところ、近くの個人塾とご縁があり、塾の仕事に復帰することとなりました。
その塾は、シングルのお母さまが塾長先生としてバリバリやられていて、私は塾長先生の片腕として文系教科を担当させていただきました。
当時、塾長先生から地元密着の個人塾運営について、沢山のことを学ばせていただきました。
働き始めて7年ほど経ち、塾長先生が塾をお辞めになるということで、一念発起して自分で塾を開くことにしたのです。
生徒さんの人生に寄り添うお仕事
年頃のお子さん、特に男の子のお母さまから、
子どもが、家では何もしゃべってくれないんです
というお悩みをよくいただきます。
だけど、塾に来たら、どの生徒もいつもニコニコして「先生これわかれへん、教えて!」と言ってくるんです。
家での顔と、外で見せる顔は違うんですよね。
そういった、家では見せない塾ならではのお子さんの様子も、ご家庭にお伝えするようにしています。
私自身も2人の子育てを経験してきて、ああすればよかったこうすればよかったと思うことばかりですが、自分なりの経験でご家庭のお悩みに寄り添いたいと思っています。
生徒たちには我が子のように思い接していますが、高校受験が終わると卒塾し、なかなか会えなくなります。
卒業して何年も経ってから近況を連絡していただくと、本当に嬉しいものです。
塾を卒業した時は幼児教育に進みたいと言っていた生徒さんが、もともと英語が好きだったこともあり、現在オールイングリッシュの幼稚園で働いている
高校で調理を学ぶコースに入った生徒さんが、軽井沢のウエディングレストランでパティシエとして働いている
機械やロボットが好きで、家から2時間半かけて大阪電気通信大学高校に通っていた子が現在ロボットの研究職をしている
そういった成長ぶりを知ると、本当にこの仕事をやっていて良かったと思います。
インスタを始めてから、卒業生がフォローしてくれたりと、今までより距離を近く感じるようになりました。
生徒たちの人生に関わることのできるお仕事、これからも続けていきたいと思っています。

地域の子どもたちを、時に温かく時に厳しい”母の目線”で導くお仕事。これからも頑張ってください!
金銅先生、ありがとうございました!
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塾名 | 金銅母の塾 |
所在地 | 大阪府 河内長野市 |
@kondohaha ※ 詳しくは、instagramのDMからお問い合わせください。 |