小学生・中学生・高校生の通塾率は?
最近の小中高生は、どのくらいの割合で塾に通っているものなのでしょうか?
全国平均と、大阪府での状況を確認してみましょう!
塾ってどれぐらいの子が通ってるの?
お子さまに、塾に通いたい!と言われたとき。
成績を見て、塾に通わせた方が良いかも?と思ったとき。
「受験生でなければ、まだ焦らなくてもいい?」
「中学生にもなれば、みんな通わせているものなのかな・・・。」
「高校生でも通わせないといけないの?」
いろいろな疑問が湧きますよね。
このような疑問を解決する手助けとして、この記事では、全国の小学生、中学生、高校生が、一般的にどのくらい塾に通っているのかというテーマについてまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
公立の中学生なら、塾に通っていない方が珍しい!
2018年(平成30年)に文部科学省が実施した『子供の学習費調査』では、以下のような結果が出ています。
学校の種類 | 通塾率 |
---|---|
幼稚園公立 | 11.6% |
幼稚園私立 | 13.3% |
小学校公立 | 37.8% |
小学校私立 | 69.1% |
中学校公立 | 68.9% |
中学校私立 | 54.8% |
高等学校公立 | 35.4% |
高等学校私立 | 43.6% |
いかがでしょうか。
全体的に通塾率が高いという印象を受けませんか?
遊び盛りなイメージの強い公立学校の小学生でも、通塾率は40%近くなっています。
公立学校に通う中学生の場合、なんと70%近い生徒が塾に通っているんです。
受験生ともなると、通っていない子の方が珍しい存在なんですね。
大阪府は、全国平均より通塾率が高い!
また、2018年(平成30年)に国立教育政策研究所が実施した『全国学力・学習状況調査』の調査結果資料をみると、
小6の通塾率(全国) | 32.2% |
小6の通塾率(大阪) | 36.3% |
中3の通塾率(全国) | 42.1% |
中3の通塾率(大阪) | 48.6% |
となっています。
大阪は、全国から見て、塾に通っている子どもの割合が高い地域なんです!
進学できる学校の種類が多く、勉強熱心な保護者の方が多いためだと考えられます。
小学生はいつから塾に行かせるべき?
では、いつから子どもを塾に通わせるべきなのでしょうか?
考えられる時期をまとめてみましょう。
①中学受験を行うと決めたとき
お子さまに中学受験をさせたいときは、できるだけ早めに通わせる必要があります。
小学校の勉強だけで合格を目指すのは、学校のレベルにもよりますが、難しいでしょう。
中学受験を目的として探す場合、特に難易度の高い中学校を目指す場合は、中学受験対策に特化したクラスを持つ集団塾へ入るのがオススメです。
中学受験に関する知識が豊富なところを選んだ方が、学習指導はもちろん、進路指導の面でも柔軟に対応してもらうことができますよ。
②小学校の授業についていけていないとき
小学校のテストで50点を下回っているお子さまの場合、小学校の授業内容についていけていない可能性があります。
そのまま中学校に進学すると、最初からつまづいてしまう可能性が高いでしょう。
テストの点数が悪くなった時点で、お子さまと相談して、通い始めてみると良いかもしれません。
小学校の授業内容を補うために塾へ通う場合は、個別指導がオススメです。
個別指導なら、お子さまの分からないポイントを先生がマンツーマンで教えてくれるので、苦手対策に大きな効果を発揮してくれます。
③中学進学後に備えて勉強を先取りしてほしいとき
小学校のテストで80点前後を取っているお子さまなら、すぐに塾が必要というわけではありません。
ただ、将来的にレベルの高い高校・大学に進学してほしいという想いがあるなら、小学生高学年くらいから集団指導塾に通い、小学校内容の応用学習や、中学内容の先取り学習を行っておいたほうが良いでしょう。
中学生の平均通塾率は、先ほども申し上げたとおり70%近くなっています。
小学生の頃から通っておけば、そのまま中学でも同じ塾に通い続けることができるので、お子さまの負担も軽く、学校の授業が分からなくなることもありません。
中学生はいつから塾に通わせるべき?
では、中学生の場合はどうでしょうか。
①中学校の授業についていけていないとき
中学校の定期テストで平均点を下回っている場合、お子さまが中学校の授業についていけていない可能性があります。
将来どのような進路を選ぶかにもよりますが、早めに通い、苦手を克服しておいた方が良いでしょう。
また、苦手克服のために通わせるなら、個別指導がおすすめです。
先生とマンツーマンで、丁寧に授業を行ってもらえるので、苦手を減らしやすくなります。
ただ、部活などで忙しい日々を過ごしている中1・2年生の場合、たとえ通わせても授業中や自習中、疲れから眠ってしまう場合もあります。
無理に勉強させることで勉強嫌いにもつながっていきますので、お子さま本人とよく話し合ってから通わせるようにしてください。
②高校受験のために、実力と内申点をアップさせたいとき
高校受験は、塾に通う70%の中学生との闘いになります。
中学3年生の時点でお子さまに勉強習慣がついていない場合、塾に通わせはじめた方が良いでしょう。
また、高校受験では「内申点」も重要です。
内申点は中学3年間の成績を元に算出されますので、難易度の高い高校を目指す場合、中学1年生の頃から内申点対策として通わせておくべきかもしれませんね。
ちなみに、大阪府の場合、内申点は以下のように算出されます。
学年 | 算出方法 | 得点 |
---|---|---|
1年生 | 9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階= | 45点 |
2年生 | 9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階= | 45点 |
3年生 | 9教科(英語.数学.国語.理科.社会.音楽.美術.保体.技家)×5段階×3= | 135点 |
通うのは、個別指導でも集団指導でも構いません。
ただ、目安としてお子さまの学力を把握しておく必要があります。
個別指導と集団指導の違いについては以下の記事をご覧ください。
お子さまに合った塾を探そう
塾は、口コミが通うきっかけにつながりやすいものです。
仲良しのお母さんから「あの塾は凄い!成績も伸びたし信用できるよ!」と勧められたら、つい我が子も・・・と思ってしまいます。
もちろんそれは良いのですが、他の子どもに合った塾が、お子さま本人にも必ず合うとは言い切れないのが、塾選びの難しいところです。
塾を選ぶときは、口コミだけではなく、お子さまに合っているかどうかを確認する必要があります。
その塾の特徴は?雰囲気は?
何科目から受講できるのか?料金はどのくらいなのか?
調べなければならないポイントはたくさんありますが、全てに電話で問い合わせるというのも大変な作業です。
そんなときに役立つのが『良い塾探しドットコム』!
大阪府内にある塾の情報を、かなり詳しく調べることが出来ます。
塾の特徴や雰囲気、料金の目安はもちろん、自習室の利用可能時間や、駐車場・駐輪場があるかどうかなど、細かい情報まで掲載されていますよ!
まずは地域名や通っている学校名、気になる塾名などで検索してみてください。
そして、通ってみたいと感じたところには、資料請求をしてみましょう!
(良い塾探しドットコムは現在試運転中です。本格稼動は今年冬を予定しております。)
資料請求後は、本格的に入塾する前に体験授業を受けて、本人と相談し、お子さまが「ここは自分に合っている!」と感じた状態で入塾するのがおすすめです♪