【令和2年度】1・2年生のチャレンジテストの方式が変わる!

2021年1月から中学1・2年生のチャレンジテストが変わる!

大阪府の中学校で実施されているチャレンジテストの評価方法が2020年度(2021年実施)から変更されます。

目次

大阪府のチャレンジテストとは?

「チャレンジテスト」とは、大阪府が2015年から本格的に導入した中学生向けの大阪府統一実力テストです。
受験の合否を左右する評定(いわゆる内申点)を補正する目的で実施されています。

1年生は国語・数学・英語の3科目2・3年生は国語・数学・英語・理科・社会の5科目を受験します。

チャレンジテストのイメージ

実施当初は多くの混乱を招いたチャレンジテストですが、これは内申点の評価が「絶対評価」に変わったことで、実施せざるを得ないテストでもありました。

大阪府でチャレンジテストが行われる理由

大阪府は従来、内申点を「相対評価」で決めていました。
「上位5%の生徒には必ず「5」を付ける」というような形式です。

しかし、この方式には、

・平均学力が高い中学校
・生徒数の少ない中学校

正当な評価を付けることができないというデメリットがありました。

コラム担当も上記2つが当てはまる中学校に通っていたのですが、成績「5」の枠は、たった2人。
受験期は常に冷戦状態でした。
また、筆記テストでほぼ満点を取っていたにもかかわらず、実技の成績が悪かったために、保健体育で「1」を付けられてしまったこともあります。
(先生曰く「みんなも筆記テストは満点で、その上で実技の成績も良いからどうしようもない」とのことでした)

大阪府は学校間の学力差が大きい地域ですので、このような現象があちこちで起こっていたんですね。

これを解決するために2016年から採用されたのが「絶対評価」の評定(内申点)です。
例を出すなら、「定期テスト90点以上で、提出物・授業態度が良ければ評定5」というような評価方法ですね。

しかし、この絶対評価を行うには、評価の基準が必要です。
評価の基準というのは、つまり「大阪府内の中学生の平均学力」

その大阪府内の中学生の平均学力を測るために実施されているのが、「チャレンジテスト」なんです。

チャレンジテストの成績で内申点はどう変わる?

チャレンジテストは内申点を補正するのですが、現時点では、その補正方法が「中学1・2年生」と「中学3年生」で異なっています。

【中学1・2年生の補正方法】

チャレンジテストの結果をもとに、「評定(内申点)の範囲」が決められる。

生徒の点数がその範囲内に収まっていない場合、内申点が評定の範囲の点数に補正される。

(例)平成29年度の中学1年生の評定の範囲

科目評定「5」評定「4」評定「3」評定「2」評定「1」
国語100~5890~4479~2460~851~0
数学100~6798~4680~1852~133~0
英語100~80100~6293~3673~1565~0

【中学3年生の補正方法】

大阪府教育委員会が、中学2年生2学期までの大阪府立公立中学校の評定(内申点)の状況と、チャレンジテストの結果を見て、「大阪府全体の平均評定(内申点)」を定める。

その後、それぞれの中学校のチャレンジテスト平均点と、大阪府全体のチャレンジテスト平均点を比較して、それぞれの中学校ごとに「評点(内申点)平均の範囲」が定められる。
それぞれの中学校は、内申点の平均が「評点(内申点)平均の範囲」に収まるようにしなければならなくなる。

結果的に、自分の所属する中学校のチャレンジテスト平均点が、大阪府全体の平均点を上回れば、より多くの生徒に高い内申点を付けられるようになり、下回れば、より多くの生徒に低い内申点が付けられることになる。

(例)大阪府全体の評定平均が3.40の場合

大阪府全体X中学校Y中学校
チャレンジテスト平均点60点57点63点
大阪府平均に対する比率【Aとする】1.000.951.05
評点平均(大阪府全体の評定平均×A)3.403.233.57
評点平均の範囲-2.93~3.533.27~3.87

中学1・2年生の制度は個人の成績の良し悪しで内申点が決まることから「個人戦」、中学3年生の制度は学校平均によって内申点の補正が掛かることから「団体戦」とも呼ばれています。

しかし、個人戦の中学1・2年生の制度に関しては、良くも悪くもたった一回のテストで評価が変わってしまうという点と、「休んだ生徒への対応」にバラツキがあるという点で、生徒・保護者・現場の教員たちから、不満や困惑の声が広がっていました。
さらに、「そもそも学年によって制度が変わるのは分かりづらい!」という声も挙がっていました。

中学1・2年生の評価方法もついに「団体戦」に!

このような声を受けて、大阪府教育委員会は、

令和2年度(2020~2021年実施)から、全学年のチャレンジテストを、中学3年生の団体戦方式に統一すると発表しました!

これにより、

・授業態度や提出物などの日々の積み重ねを評価してもらいやすくなる
・チャレンジテストを休んだ生徒も、学校平均に合わせて内申点が上がる(または下がる)ため、不公平ではなくなる

というメリットが生まれます。

コツコツ努力することが内申点につながる!

現在、大阪府の高校入試では、

中1:中2:中3=2:2:6

という割合で、入試に内申点が利用されます。
3年生の比重が大きいとはいえ、中学校1年生から3年生までの成績が全て評価されるんです。
1・2年生の頃のチャレンジテストも、高校入試につながる大切なテストなんですね。

チャレンジテストで高得点を取れば、学校平均点が上がります。
学校平均点が上がれば、良い内申点をもらえる可能性も上がります!

中学1・2年生の頃からコツコツ努力を続けることが、高校入試合格に直結しますよ!

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