AIと人のまなざしが共存する塾！【AI＋学習LABO-MIE】山谷先生

松阪市にある個人塾「AI＋学習LABO-MIE（あいがくしゅうらぼみえ）」は、2022年5月に開業し、今年で4年目を迎えます。塾長の山谷先生は、生まれも育ちも松阪市。開塾のきっかけとなったのは、前職の塾講師時代に感じた“変化の兆し”と、子どもたちの学びに対する想いでした。

今回は、『AI＋学習LABO-MIE』代表を務める山谷仁志先生にお話を伺いました。

生徒20名までの塾空間。コマ数に縛られない自由通塾。だから見える一人ひとりの成長

「AI＋学習LABO-MIE」には、小学生から高校生までの幅広い年代が通っています。その中でも高校受験をめざす中学生が、特に多く通ってくれています。

指導スタイルは“週〇回”といった制限を設けず、自由に何回でも通っていただけます。
とはいえ、自分の目が届く規模にこだわっているので、同時間帯に受け入れるのは最大でも20名程としています。

指導形式は、AI教材を活用した自立型学習。
タブレットやPCを使って、それぞれの進度に合わせて学びを進めるスタイルです。
ただ教材を進めるだけではなく、きちんと目を配りながら、声をかけながら、『自分で進めていく力』を育てていくことを大切にしています。

塾生には、進学校を目指す子もいれば、商業高校や工業高校を志す子もいます。
「AI＋学習LABO-MIE」では、高校受験をゴールとは考えていません。
むしろ入ってからがスタートですから、高校合格そのものではなく、入学後にいいスタートが切れるよう、それぞれに合った準備をしておくことが大事です。

自立を促すために、「教えすぎない」という勇気

私が何より大切にしているのは、「自立」です。
塾を経営している立場からすると矛盾しているかもしれませんが、最終的には塾をやめられる力をつけることが理想なんです。
自分で勉強できるようになったのであれば、その方がその子のためになりますから。

そのために心がけているのが、教えすぎないことです。
答えをすぐに教えるのではなく、自分で調べる・考える・試す…そんな過程を大事にしています。

親も先生も、子どもの人生にずっと付き添えるわけではありません。
だから、少しずつ手を離して、自分で学ぶ力をつけてあげたいのです。
最終的には、自分の力で合格を勝ち取らなきゃいけないですから。

この考えは、私自身の原体験から来ています。
大学では教育系を専攻し、学生時代は野球のクラブチームでコーチをしていました。
その中で、

スポーツも勉強も同じ。
たとえ生徒のためを思って、怒鳴ったり言い続けても、生徒自身が気づいて行動できるようにならないと、結果には繋がらない。

ということを痛感しました。
だから、生徒たち自身の気づきや、“自分でできた”という感覚を大切にするため、指導も声かけも、過干渉にならないよう意識しています。

「今、頑張った方がいい」卒業生が語るリアルな言葉

開塾から３年、卒業生を送り出してきて、ある中学３年生の生徒の姿が特に印象に残っています。

中３の夏という、高校受験から逆算するとギリギリで入塾してきた子だったんですけど、最初は勉強体力もほとんどありませんでした。
でも、通塾日数を重ねるうちに、机に向かう時間が伸びていき、半年後には何時間でも平気で勉強できるようになっていました。
結果、第一志望の公立高校には惜しくも届きませんでしたが、勉強に向き合う姿勢は大きく変わりました。

その姿がとても印象的でしたし、何より高校生になった今も通ってくれて、後輩たちに『今、勉強しておいた方がいいよ』と声をかけてくれるんです。

AI＋学習LABO-MIEには、学校の枠を越えた塾仲間がいます。
同学年でも異なる中学校の生徒が切磋琢磨し合い、刺激を受け合える環境。
それも、子どもたちの背中を押す大きな力になっているのかもしれません。

小学生から、学びの“姿勢”を育てていきたい

中学生の指導を中心に行いながら、最近強く感じているのは、
「もっと早い段階から関わっていきたい」という思いです。

中学生は多感な時期になります。
できれば、もっと早い段階の、小学校低学年くらいから、勉強の姿勢を身につけてあげたい。
最初は本格的な学習じゃなくていいんです。ちゃんと座って、学校の宿題に取り組むような習慣を少しずつ積み重ねていくことで、中学以降のつまずきも減らすことができます。

「生徒が自分で学べるようになる」

「生徒が自分で学べるようになる」山谷先生が追い求めるのは、そんな教育の本質。AI教材を活用しつつ、あくまでも「人の目が届く範囲」にこだわるその塾には、通い続けたくなる理由が詰まっています。

“未来につながる自立”を本気で育てる指導、これからも頑張ってください！
山谷先生、ありがとうございました！

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